髪にツヤと潤いを
正しいトリートメント
シャンプーで髪の毛の汚れを落とした後はトリートメントの効果が最大限発揮される正しい方法でヘアケアをしましょう。 美容室でやってもらえるようなトリートメントを毎日続ければ、今まで以上に健やかな髪の毛になってまわりのみんなにチヤホヤされて有頂天です。 上手なトリートメントを実行するには毛髪につけるトリートメントの量や放置時間、その他諸々の知識を有していなければなりません。 まずトリートメントを開始する前にはしっかりと水気を切らなければなりません。 頭をブンブン振って水滴を飛ばす程度では足りず、手の平で髪の毛をなぞるように、髪の毛を頭皮に撫で付ける様にして毛先の水を落としましょう。 残った水気が多すぎるとせっかくのトリートメントも流れ落ちてしまい、大切な効果も半減してしまいますので気をつけてください。 水気を切ったらいよいよトリートメントですが、その量は髪の毛の長さ、量によって調整することになります。 ショートヘアなら成人女性の人差し指の第一関節くらいの量、その3倍ロングヘアーならトリートメントの量も3倍にとアレンジします。 この時注意すべき点は、昨日まではロングヘアーだったけど今日の昼間に美容室へ行って髪をバッサリ切ってショートヘアになったというケースで、 うっかり長髪の自分のままでいるつもりでたっぷりとトリートメントを付けてしまうことです。 習慣とは恐いもので、髪を切っても今まで通りの量を付けてしまうという失敗は多くの女性がやってしまう可能性のあることです。 今の自分がショートなのかロングなのか、常に冷静に判断してからトリートメントを開始する癖を付けておきましょう。
トリートメントを塗布する位置
トリートメントを付ける正しい位置を理解している方はどれほどいるでしょうか。 美容室でスタッフにやってもらう状況を思い出しながら、このへんに塗ってたなと真似しているだけの方も多そうですね。 では正しいトリートメントの位置はどこになるのでしょうか。それはずばり、根元を除いて中間から毛先にかけてが対象になります。 シャンプーと同じように根元から先っぽまでまんべんなくトリートメントをする人もいるようですが、これは間違った方法になります。 せっかくだからやり残しのないよう全部やってしまおう、これなら全体がつやつやになるので完璧だろうと考えているようですが、 美容室でのトリートメントでは決して髪の毛全体にトリートメントをすることはありません。 その理由は根元までトリートメントするとせっかく洗った毛穴が再びトリートメントで塞がってしまうからです。 毛穴を守るためにもそこは避けて、中間点から毛先までをトリートメントするのが正しい方法になります。 トリートメントはまず指先に、指の間にもしっかり伸ばして塗りたくります。 そうしたら手を広げて手ぐしを通すようにして、根元以外の髪の毛全体にトリートメントをぺったりとつけていきます。 特に髪の毛が傷んでいる部分はしっかりと馴染ませるようにして下さい。指で毛先を揉みこむようにして浸透させましょう。
数分の放置時間
トリートメントを髪の毛に浸透させるため、そのまましばらく(3分~6分)放置してちょっと時間を潰しましょう。 この時蒸しタオルで髪を包んでおくと浸透力がアップしますので、手元にタオルがあり熱湯もすぐに入手できる状況ならぜひやってみましょう。 時間がきたらトリートメントを洗い流しますが、あまりしつこく濯いでしまうのはタブーとなりますのでほどほどにしましょう。 ヌルヌルがなくなる以上しっとり感が残る未満の濯ぎで、トリートメントを全て落としてしまわない程度に加減して濯ぐのがコツです。 その反対にトリートメントを出来るだけ留めておきたいと、一秒でも一滴でも長く髪の毛に浸しておきたいと洗い流すのを躊躇うのもいけません。 一日で一気に稼ごうとするよりも、毎日トリートメントをすることが大事です。 トリートメントは別段特別なヘアケアではありませんし、美容室でだけやってもらえばいいという類のケアでもありません。 そうではなく自宅でも毎日やるべきことで、傷んだ髪の毛をいたわる気持ちがあるのならば朝昼晩、規則正しく1日3回行ってもよいのです。 またリンスとの使い方を上手くできていない人もいます。シャンプーしてリンスして仕上げとしてトリートメントをする女性もいますが、この順番は不正解になります。 髪の栄養を補うトリートメントの前に髪の表面をコーティングする効果を持つリンスをすると、トリートメントの効果が存分に発揮されないからです。