シャンプー

シャンプーの手順

シャンプー

シャンプー開始

小さな頃からお風呂場で自分でやってきたであろうシャンプーは、よく理解しているつもりでいても完璧にマスター出来ている人は少ないでしょう。 まずは髪のもつれを取るためにブラッシングしほこりなど小さなゴミを取り除きます。 そうしたら次は髪の毛をしっとり濡らしますが、髪の毛を濡らすというよりも頭皮を濡らすつもりでシャワーを使いましょう。 冷水よりも熱いシャワーで頭皮までしっかり濡らしておかないと、シャンプーの泡立ちがいまいちで洗っても洗っても満足感を得ることはできません。 汚れが落ちていくの目で見て感じることは出来ませんので、シャンプーしてると実感するためには泡立ちが重要な要素になります。 身体を洗う時もそうですが、全身泡まみれになったほうがなんとなく綺麗になった気分に浸れますしバスタイムも楽しくなります。 シャンプーだって泡がいっぱいあったほうが楽しいのは誰もが認める事実ですし、子供に限らず大人でも老人でもその少年のような心をいつまでも持っているのです。 もちろん泡立ちと洗浄効果が寸分の狂いも無く比例しているわけではありませんが、冷水よりも泡立ちのよくなる湯の温度でシャンプーしたほうが汚れも落ちやすいのは明白な事実なのです。 ただの遊び心で湯を勧めてるのではなく、根拠があるからということを理解して下さい。 あまりに熱湯過ぎると火傷の危険もありますので適温のお湯で頭皮までしっかり濡らし、ついでに汚れも軽く洗い流してしまいましょう。 この段階だけでも髪の毛や頭皮の汚れは落とされているのです。

水気を取る

お湯で軽く流したら上手に手を使って水気を減らす作業に移行します。 シャワーしたままのビショビショな髪の毛では、シャンプーを使ってもお湯と一緒にすぐに流れ落ちてしまうからです。 ある程度水気が切れたらいよいよシャンプーの出番となります。 適量はあまり難しく考える必要なく、普通の人なら1プッシュで出てくる量をそのまま使えば問題なく洗髪できるでしょう。 シャンプーの容器を上から1プッシュで出てくる量は、メーカーが使いやすいように考えてくれていますのでその量を信じて使用します。 もし通常の3倍長髪なら2プッシュ、人の半分しか毛がないのであれば半プッシュの量を使うなど、各々の毛髪量に合わせて対応して下さればよいでしょう。 出てきたシャンプーは一旦手の平に乗せますが、めんどくさいからと容器ごと持ち上げて直接頭にぶっかけるようなことはやめましょう。 手の平の上でシャンプーを泡立てて、それから頭に移動させるのが正しい方法です。 原液状態では頭全体にシャンプーが充分に届かないので、洗い残しの部分が発生してしまう恐れがあります、要注意です。 美容室でどんな風にシャンプーしているかを観察すればわかるでしょうが、まずは手の平でしとやかに泡立て、泡がいっぱいになってから頭皮を洗い始めます。 髪の毛を洗うと表現するのが誰にでも分かりやすくて、美容室でもお客さんにはそう言うのが当たり前のようですが、実際には一番よく洗うことになるのは頭皮です。 美容師に「それでは頭皮を洗いましょう」と言われたら美容院ではなく病院みたいでちょっと恐いですし、今のように「髪の毛をシャンプーします」も間違いではないし、 受ける印象を考慮してもそれが正解なのでしょう。

頭皮を洗う

シャンプーを付けたら頭皮をマッサージするように洗います。 髪の毛を熱心に洗う人もいますが、頭皮を洗えば自然と髪の毛も一緒に洗えますので、集中的に髪の毛を洗う必要はあまりありません。 むしろ髪の毛をゴシゴシやってしまう行為は止めるべきで、髪の毛にダメージを与えることに繋がる危険行為だと覚えておきましょう。 頭皮を洗うだけでいいと言われてもそんなんできれいな毛になれるのか?と心配に思うかもしれませんが、頭皮を洗っているうちに髪の毛全体にシャンプーはしっかりいきわたっているはずです。 クシャクシャと髪の毛を擦るような洗い方は不要で、無意味なだけでなくマイナスになるということを肝に銘じて下さい。 頭皮の洗い方は円を描くように、頭皮を掴んで揉み解し、マッサージするつもりで皮膚を刺激しながら行います。 こうすれば汚れを落とすだけでなく血行もよくなり、元気な毛髪の育成にもプラス効果が期待できるでしょう。 充分に洗えたと判断したら頭皮からしっかりと濯いでシャンプーを洗い流します。 シャワーが当たっている箇所をさらに揉み解すようにマッサージするつもりで洗っていけば、毛穴の汚れまでしっかりと落とすことが出来るでしょう。 髪の毛もしっかり濯ぎ、シャンプーが残ってないか触ってヌルヌルしないか確認しながら濯いでいきます。